バットマン アーカム・ナイト購入してみました。

山田孝之さんのCMを何度か見たので宣伝も力を入れているのかも?

【プレイ日記】

過去作3本(Vita除く)をプレイ済みの気に入っているシリーズなので購入してみました。 日本発売前からPC版での大量バグ問題や吹替えがちぐはぐな点など良くない話題が先行していた本作。 蓋を開けてみれば、私はなかなかの良作に感じました。

【PS4最高クラスのグラフィック】

PS3の頃からグラフィックには定評のある本シリーズですが、アーカム・ナイトも期待を裏切らない緻密で雰囲気あふれるモノに仕上がっています。 特にネオン(看板)は非常にリアルに表現されていて感心しました。少し気になったのが雨の表現で、せっかく緻密に描写されているのに 終始雨が降っているのでごちゃごちゃした印象を受けてしまいがちです。
街の細部まで精細に表現されています。ずっと雨降りの夜なのが残念。日が照ったゴッサムシティも見てみたい。

【吹替えで助かったかも】

吹替えがちぐはぐな事(本編:日本語吹替。DLC:英語音声日本語字幕)や翻訳の質などの問題は少し置いといて、プレーしてて感じたのが 「移動中やアクション中によくしゃべる」ことです。ストーリー関連の会話はもちろん、サブクエストのヒントや敵の会話など喋る機会が増えています。 これらを確認するためにいちいち画面下の字幕で追っているとキャラクターの操作はやりづらくなってしまいます。(GTA5とかそれが歯がゆかった)それを補うための吹替えという意味では評価できるのではないかと感じました。 まぁ、音声の英語/日本語と字幕のオン/オフのオプションを指定できるのが一番いいんですが…。

追記 2015.08.04
Ver.1.02のアップデートにより英語音声への切り替えが機能になりました。メインメニューのオプションより変更が可能です。 対応が早くて良かったです。最初からこうしていれば…「吹き替えも用意してくれてありがとうWBGames」ってなったのに。
追跡するミッションでは字幕を追う必要がなく追跡対象に集中できるので助かります。

【経験者向け?全体的に説明不足な印象も】

最近のゲームは序盤に(時に過剰な)丁寧なチュートリアルがあり、以降も目的地や取るべき行動を事細かに指示してくれることが多いですが、 本作は控えめなチュートリアルがある程度で、むしろ不足気味にも感じます。特徴である簡単なのに深みのある戦闘の説明もあっさりしていて、 多様な技や戦闘評価の算出方法(経験値と関係するので重要)の解説もないため、初プレーの人にとっては楽しさが伝わりづらいと思われます。
ゲーム進行においても、指示や説明が少なく「次に何をすべきか?」すぐには分からない事が多いです。大抵は捜索モードにして怪しい箇所を調べて 試行錯誤しているうちに解決方法が見つかり、納得したり驚いたりできて楽しいのですが、 その過程を"面倒"とか"不親切"と感じてしまうプレーヤーもいるかもしれません。
ストーリーに関しても過去の作品との関連があり、アーカム・シティとアーカム・アサイラムに登場した人物が多数 登場し、その背景もほとんど説明されないでシリーズ初プレーの人は「何のことやら」と首をかしげてしまう場面もありそうです。
調査対象が小さくて見つけにくい事も(左) 映像解析なかなか新鮮(中央) お馴染みのキャラも多数登場(右)

少し否定的な内容になってしまいましたが、シリーズ経験者としては非常に楽しめる内容になっており バットモービルの操作や戦闘の新しい技の追加など新規要素も少なくなく、リドルも相変わらず多数用意され、 更にリドラーとの個別ミッションや進化した事件捜査など盛りだくさんです。 未経験の方には少し敷居の高い部分もあるかもしれませんが、じっくりと各種操作を覚えていくと多様なアクションが可能になり、より濃密なバットマン体験ができるのではないでしょうか。

<おまけ:バットモービル操作法の変更方法>

バットモービルの操作に違和感がある(特に□ボタン:バック)人は、下記の方法をお試し下さい。
ゲームオプションの「バトルモード切替」をオンにすると他のゲームでよく見る操作法(R2:アクセル L2:バック)に変更されます。 ただし射撃モードの操作も変わりますので自分の使いやすい方を選択してください。
バトルモード切替はデフォルトではオフになっています。変更すると操作方法画面にも反映される丁寧なつくり。

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