【はじめに】

いつもは「トロフィーの解除方法」を中心に記事を書いておりますが、この記事では少し趣向を変えて ゲームをプレイする中で「記憶に残った印象深いトロフィー」について思い返して少し語ってみたいと思います。
『トロフィーの思ひ出』と銘打っていますが、タイトルの新旧にとらわれず、個人的に心に残ったトロフィーを取り上げる予定です。

具体的には以下の様な特徴を持つトロフィーに焦点を当てて行くつもりです。
  • 難易度が高く解除に苦労したトロフィー
  • トロフィー解除の条件がユニークなトロフィー
  • 延々と続く退屈な作業を強いられたトロフィー
  • 特徴的なトロフィーアイコン(画像)を持つトロフィー
  • トロフィー名のセンスが光るトロフィー


【トロフィーの思ひ出 #01】

タイトル
PS3
『キャサリン』
トロフィ 「現人神の誕生!」
説明文 バベル・ファイナル「アクシス・ムンディ」をクリアした。

思ひ出ポイント
全4ステージのトライアルパズルの最終章。難関だったそれまでの3ステージが易しく思える悶絶難度。 ただし2つコントローラーがあれば…。


ストーリーに主眼が置かれた本編とは別に、「バベル」と呼ばれるパズル要素に主眼が置かれたモードがあります。 この「バベル」のステージは、全部で4つで構成されており、徐々に難易度が上がっていく。
トロフィー「現人神の誕生!」はその最終ステージである「アクシス・ムンディ」をクリアすると解除されます。

<「バベル」のステージ構成 >
  1. 「アルター」
    本編より少し難しい程度
  2. 「メンヒル」
    狭い場所での対応力が試される
  3. 「オベリスク」
    一気に難易度アップ。まだ望みはある
  4. 「アクシス・ムンディ」
    さらに難易度アップ!クリアできるか…?


難易度について個人で評価するのは難しいので、下記のサイトとPSNでの取得率を参照してみます。
PS3トロフィーまとめwiki
難易度リスト
プラチナ難易度★ 4.1
上記はプラチナトロフィー取得の難易度でトロフィー個別のモノではない。
PSNでのトロフィー取得率 取得率:1.2%
上がプラチナだけなので「ゲーム内の最難関トロフィー」と言える
上記の情報は、2017年10月5日時点での評価 取得率1.2%は”高難易度トロフィーの中では”それほど低い取得率とは言えませんが、実際にプレイしてみると考えの甘さに打ちのめされます。
実はこのゲーム、本編の難しさでも有名「難易度イージーでも難しい」とのユーザーからの不満が少なからず寄せられ、 難易度「スーパーイージー」を追加するパッチが配信された経緯をもつ作品です。(詳しくはこちら
そんなゲームのトライアルモードの最上級ですので、並の難易度ではないことが想像できると思います。


このトロフィーの難易度を上げている要因として忘れてはならないのが下記の事です。
積上がるブロックの形や構成は毎回変わり、パターンを覚える方法が通用しない
難しいトロフィーも何度も挑戦している内に、動きや位置を覚えてパターン化することは良くある成功の秘訣です。 実際、この『キャサリン』でもストーリーモードではブロックの積上がるパターンは固定で、アイテムの配置も全く変わりません。 そのため、段階的に攻略ルートを確立したり、動画を参照して動きを再現するなどして、時間はかかっても最終的に目標を達成することが可能です。

しかし、こと「バベル」に限っては、積上がるブロックの構成は毎回変わるためこの方法が通用しません。 厳密には、一部の区切りとなる場所では固定のブロックが出現しますが、その他の場所では、基本的には(決められた種類の)ブロックがランダムに積上がるため、動画のマネで対応することも困難です。
これに加えて時間の制限もあるので、着実な基礎テクニックと、瞬時にブロックの構造を見抜く応用力が求められます。


そんな高難易度の「ハベル」最終章「アクシス・ムンディ」も意外な方法で大きく難易度を下げることができます。
「ハベル」をペア(2人用)でプレイすると、大幅に難易度が下がる
ペアでプレイすると下記のメリットがあります。
  • ゴールまでに必要な高さ(登る段数)が少なくなりクリアし易い
  • 制限時間もソロの時に比べて長い
ただしその名の通り2人用のモードなので原則的には「その場に2人のプレイヤー」が必要となります。(オンラインマルチCOOP非対応) しかも2人ともこのゲームに慣れている事が望ましいので、なかなか条件を整えることは困難です。
そこで、どうしてもクリアしたいプレイヤーは、「ペアモードをひとりでプレイする」と言う離れ業に出ます。

本来ふたりでわいわい楽しくプレイするための「ペア」モードを、必死にコントローラーを持ちかえながら、ひとりで2人分プレイする滑稽さ…。 何とも言えない気持ちを覚えながらも、ただただトロフィー解除を目標に難関に挑んだプレイヤーも少なくなかったハズです。
かくゆう私も、ソロでの「アクシス・ムンディ」攻略に行き詰まり、 ペアでの難易度下落の情報に歓喜し、進んで「ひとりで2人プレイ」をしたひとりでした。

そんな奇妙な遊び方をしてまでも挑んだこの「現人神の誕生!」トロフィーは、私にとっては印象深いモノとなっています。
また、最近になって『キャサリン』続編のうわさも出ているようですので、 この機会に『キャサリン』の高難易度パズルに挑戦してみてはいかがでしょうか?

You Tube 『キャサリン』 BABEL バベル アクシス・ムンディ


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