【はじめに】

普段は「トロフィーの解除方法」を中心に記事を書いておりますが、この記事では少し趣向を変えて ゲームをプレイする中で「記憶に残った印象深いトロフィー」について思い返して少し語ってみたいと思います。
『トロフィーの思ひ出』と銘打っていますが、タイトルの新旧にとらわれず、個人的に心に残ったトロフィーを取り上げる予定です。

具体的には以下の様な特徴を持つトロフィーに焦点を当てて行くつもりです。
  • 難易度が高く解除に苦労したトロフィー
  • トロフィー解除の条件がユニークなトロフィー
  • 延々と続く退屈な作業を強いられたトロフィー
  • 特徴的なトロフィーアイコン(画像)を持つトロフィー
  • トロフィー名のセンスが光るトロフィー


【トロフィーの思ひ出 #02】

タイトル
PS4PS3
『ウォッチドッグス』
トロフィ 「社会の潤滑剤」
説明文 ドリンクゲームで3人全員を相手にレベル10をクリアする

思ひ出ポイント
ゲーム本編と何ら関係性の無いミニゲームによって阻まれるプラチナトロフィー。
操作性の悪い”酔い”の演出がイライラを倍増させる! そして最終的な着地点は?


「ドリンクゲーム」とはお酒を飲んで酔った状態でどれだけ正確な操作ができるかを競うゲーム内のミニゲームです。 ドリンクゲームにはいくつか種類があり、いずれも単純なルールのゲームばかりですが、スティック動かしカーソルを指定された場所に動かすミニゲームだけ異質な高難易度になっています。
You Tube PS4『WatchDogs』 ドリンクゲーム
普通に左右のスティックでカーソルを動かすだけのミニゲームなら問題ありません。ところがここに意地悪な邪魔が入ります。 ”酔い”の演出なのか、 カーソルが勝手にあらぬ方向にブレたり、大きくスティックを動かすと惰性でそのままズレ動いてしまったりと、とにかく操作しづらくなる様に仕向けてきます。 加えて時間制限も厳しく設けられているので、常にせかされた状態で思うように動かせないカーソルと格闘しなければなりません。
さらに、ステージのバリエーションとして下記の様ないやらしい変化もつけてきます。

<「ドリンクゲーム」の操作バリエーション >
  • 左右のスティック操作が逆転
    (左スティックで「R」のカーソルが動く)
  • スティック操作の上下左右が反転
    (コントローラーを逆さに持つと正常に動くイメージ)
  • カーソルが「?」になりどちらのスティックで動くか視覚での判別不能


国内サイトのトロフィー難易度レビューは数が少なかったので、今回はPSNでの取得率のみを記載します。
PSNでのトロフィー取得率 取得率:0.7%
上がプラチナだけなので「ゲーム内の最難関トロフィー」と言える
上記の情報は、2017年10月8日時点での評価

取得率0.7%と前回のトロフィーの思ひ出#01 『キャサリン』「現人神の誕生!」よりも取得率が低いのは少し驚きですが、かなり低めの取得率です。
もっとも「ドリンクゲーム」の方は『キャサリン』のバベルと違って、単純で飽きやすい上にイライラさせられるので、プレイヤーにそっぽを向かれてしまい取得率が低いのではないか?とも推測されます。


このトロフィー、下記の2つの点からプレイヤーに嫌われていると私は思っています。
  • 単純がゆえに工夫の余地が少なく、その操作性の悪さから試行錯誤の楽しみが無い
  • ハッキングを駆使するゲーム本編のコンセプトと何ら関連性のない、シンプルなミニゲームがプラチナトロフィーを阻止する
左右のスティックを指定された場所に誘導すると言う極めてシンプルなゲーム故に、成功のカギはほぼ全てスティック操作にかかっています。 酔いのせいでブレにブレるカーソルを懸命に動かし、時にはコントローラーを逆さにしてまで目標のサークルを追いかけ、難関に挑むことになります。
そして失敗した場合の痛手も大きく、再挑戦する場合は最初からやり直しで、その都度1ステージ目から始めなければなりません。

それに加えて、即時の再挑戦ができない仕様で、 リトライのためにNPCに話しかけてもすぐには反応せず、少しエリアを離れるか、30秒ほど待たなければならない”だれ得”な仕様まであります。 この様にとにかく、上手くいかないイライラが増幅する要素がてんこ盛りのミニゲームなのです。

上手くいかない事を考えていると余計な方向に考えが及んでしまうこともしばしばで、 「本編と何ら関係性のない不愉快なミニゲームに躓いてプラチナトロフィーが取れない」事への不満も噴出してきます。 本来この手のトロフィーは他のゲームでもたまに見受けられるものですが、(『FF10』の「雷避け」とか まぁあれも好評ではない様ですが…) 不満が募りまくっていると、それを許しがたく感じてしまうわけです。


そんな納得のいかないプレイヤーは海外にも少なからず居たいた様子で、Ubisoft公式サポートフォーラムでもドリンクゲームに対する意見や苦情が多く寄せられていたそうです。
そして…最終的には下記の様な事態にまで発展することに。
苦情の多さからか定かではないが、ドリンクゲームの難易度を緩和するパッチが配信される!

パッチを配信した経緯が、”苦情の大きさのため”なのか、”単に簡単な修正で済むパッチだったから”なのか分かりませんが、ともかく難易度緩和のパッチが配信されるという事態に至りました。
大袈裟に言えば、”ユーザーの意見が企業活動に影響を与え、時に企業をも動かす”と言うことを証明する結果となったと言えます。

その一方で「ユーザーの声に企業が耳を傾けた」と言えば聞こえはいいですが、 悪意ある書き方をすれば「トロフィー厨がゴネまくって、企業が対応に追われた」とも言えなくもない事態です。 そもそもトロフィーが設定されていなければ、ほとんど気に止められないマイナーコンテンツとして終わっていたでしょうが、 下手にトロフィーを絡めてしまったために世界のトロファーを敵に回してしまった様にも見受けられます。

最後に、現在の「社会の潤滑剤」のトロフィー取得率に目を向けると、 難易度緩和のパッチが配信されたにもかかわらず、取得率0.7%とかなり低めです。 この事からもパッチ前の難易度がいかにヤバかったのか想像できますし、楽しいとは言い難いミニゲームであることをうかがい知ることができます。
ちなみに私の場合は、パッチ前に何度も挑戦しましたが、歯が立たず一時放置して、パッチ配信を受けて再挑戦してなんとか達成することができました。 成功のカギとなったのが、パッチ前に奮闘して「鍛えられていたおかげ」かもしれないところが複雑な心境です。


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