【はじめに】

普段は「トロフィーの解除方法」を中心に記事を書いておりますが、この記事では少し趣向を変えて ゲームをプレイする中で「記憶に残った印象深いトロフィー」について思い返して少し語ってみたいと思います。
『トロフィーの思ひ出』と銘打っていますが、タイトルの新旧にとらわれず、個人的に心に残ったトロフィーを取り上げる予定です。

具体的には以下の様な特徴を持つトロフィーに焦点を当てて行くつもりです。
  • 難易度が高く解除に苦労したトロフィー
  • トロフィー解除の条件がユニークなトロフィー
  • 延々と続く退屈な作業を強いられたトロフィー
  • 特徴的なトロフィーアイコン(画像)を持つトロフィー
  • トロフィー名のセンスが光るトロフィー


【トロフィーの思ひ出 #03】

タイトル
PS3
『エンドオブエタニティ』
トロフィ 「CHAPTER 1をクリア」
説明文 CHAPTER 1をクリアした時に獲得できるトロフィー

思い出ポイント
何の変哲もない最初のチャプターのクリアトロフィーだが、ゲームを進めてトロフィーリストを確認すると思わぬ仕掛けが…
前回までは高難易度トロフィーについて取り上げましたが、今回は難易度から少し離れて別の角度から記憶に残っている「エンドオブエタニティ」のトロフィーについて触れたいと思います。



この「CHAPTER 1をクリア」自体はごく普通のトロフィーで、その名の通り1章を完了すると解除されます。 とりわけ難しい訳でもなく、2章3章と続いていくストーリー系のトロフィーのひとつです。

そんな、単体では至って普通の特徴の無いトロフィーですが、ゲームを進めてチャプターをクリアして行くと他のトロフィーとの違いに気が付き始めます。


下記の画像は『エンドオブエタニティ』の代表的なトロフィー画像です。
多くのトロフィーは、基本的にはアイコンの絵柄は同じで、トロフィーのグレードに応じて色が変わる”良くあるパターン”のトロフィー画像です。 ただストーリー関連のトロフィーは共通の絵柄は使用されておらず、各チャプターに別々の絵柄のアイコンが用意されています。

この様にまとめられた画像を見れば、その仕掛けにお気づきの方も少なくないでしょうが、 プレイヤーが普通にゲームをしている最中は、ストーリー系のトロフィー以外にも多様なトロフィーが解除されますし、チャプター毎の時間的な隔たりもあるので、 その関連性に気付くことなく、淡々とゲームを進めて行くことがほとんどだと思います。

そしてゲームをある程度進めてから、あるいはゲームを終わらせてから、ふとトロフィーリストを開いみると トロフィー画像に秘められた仕掛けに気付き、思わず「ニヤリ」としてしまいます。



トロフィーリストを見てこそ分かる納得の仕掛け。
  • トロフィー単体ではなく、リストとして完結するアイコンの縦軸利用
  • (おそらく)初めての縦軸利用。その発想に素直に感心
通常はそのトロフィーに関連した単体のアイコンを設定するのが普通ですが、リストとして見られる事を意識した縦軸でのアイコンの利用は、斬新でセンスが光ります。

きちんと調べていませんが、おそらくこうした「縦に絵柄を繋げて一枚の絵に見立てる手法」は、トロフィー機能が追加されて間もない当時、この『エンドオブエタニティ』で初めて行われたのではないでしょうか?
PlayStationにトロフィー機能が追加されたのが2009年2月で、『エンドオブエタニティ』の発売日は2010年1月28日です)

『エンドオブエタニティ』はゲームの中身においても強い独自性を持ったタイトルで、 「t・A・B」(トライ・アタック・バトル)と呼ばれる独特な戦闘システムや、奥深い銃の改造、ワールドマップ移動のエナジーヘキサなど 他のゲームでは類似するモノが見当たらないような要素がたくさんあります。( arrow 詳しくはこちら
そんな中、トロフィーリストを見なければ気づいてもらえず無駄になる様なところにまで、小さな工夫を用意してくれていたこのゲームは、 ずいぶん古いタイトルですがしっかりと記憶に残っています。

と言いつつ実は、シナリオ自体については忘れてしまっている部分もあります。しかし、あの独自の戦闘システムとトロフィー画像の印象は強烈で、今でも忘れずに覚えています。 あ、あとリーベンルパンツも…。

コスチュームも多様で好みに合わせて着替えられる点も高評価。「DLCでコス追加」とかも無かったし!
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