【はじめに】

普段は「トロフィーの解除方法」を中心に記事を書いておりますが、この記事では少し趣向を変えて ゲームをプレイする中で「記憶に残った印象深いトロフィー」について思い返して少し語ってみたいと思います。
『トロフィーの思ひ出』と銘打っていますが、タイトルの新旧にとらわれず、個人的に心に残ったトロフィーを取り上げる予定です。

具体的には以下の様な特徴を持つトロフィーに焦点を当てて行くつもりです。
  • 難易度が高く解除に苦労したトロフィー
  • トロフィー解除の条件がユニークなトロフィー
  • 延々と続く退屈な作業を強いられたトロフィー
  • 特徴的なトロフィーアイコン(画像)を持つトロフィー
  • トロフィー名のセンスが光るトロフィー


【トロフィーの思ひ出 #04】

今回はいままでと少し趣向を変えて、下記の点に注目してみたいと思います。
和風テイストの強いゲームのトロフィーは、海外ではどのように翻訳されるか!?
取り上げるゲームは完全版の発売も近い『仁王』の海外トロフィー名に焦点を当ててみます。

思い出ポイント
  • 日本的な表現や和風の固有名詞がどのように翻訳されているのか?
  • 日本語arrow 英語arrow さらに直訳してみると…違和感新発見が!
記事を書くための情報収集の過程で、英語力が低いながらも海外のサイトを参考にすることもあります。 そんな時に目にする英語の中に”ちょっとした違和感””思わぬ発見”があったりして、なかなか興味深かったので少し紹介してみたいと思います。



まずは軽いジャブから。「極めし者」と「奥義」がどう翻訳されているかが気になります。「極めし者」は…予想できるかも?
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トロフィー名/説明文
「Sword Master」
Acquired mystic art for the sword.
直訳剣の神秘的な技を修得した
「極めし者」は日本人にも馴染み深い”マスター”と訳されていました。 「奥義」の方は”ミスティック(神秘的な)アーク(芸術・技術)”となりそれっぽい感じが出ていますし、響きもカッコイイ気がします。 ちなみに剣(Sword)以外の武器については、二刀、槍、斧はそれぞれ”Dual Sword, Spear, Axe”と訳されていましたが、「鎖鎌」はそのまま”Kusarigama”となっていたので日本固有の武器であることが分かります。



トロフィー名/説明文
「黄昏の時を歩む者」
初めて逢魔が時ミッションをクリアした。
四字熟語である「以心伝心」や日本人でもあまり聞き慣れない「逢魔が時」がどのように翻訳されているかに注目です。 「妖怪」はイービル?ゴースト?
ちなみに「逢魔が時」(おうまがとき)とは「夕方のうす暗くなった時分」との意味だそうです。
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トロフィー名/説明文
「Yokai Telepathy」
Communicated with a yokai 10 times.
直訳ヨーカイと10回コミュニケーションをとった
トロフィー名/説明文
「Twilight Walker」
Completed your first Twilight mission.
直訳最初のトワイライト・ミッションを完了した
「妖怪」はゴーストでは無く、そのまま”yokai”と訳されている点は少し驚きです。 「以心伝心」はぴったりフィットする表現は無かった様で”テレパシー”で逃げています。
一方で「逢魔が時」は上手く当てはまる表現があり、しかもなんだかとてもクールに変身しています。 ”トワイライト ウォーカー”、”トワイライト・ミッション”あたりは、そのままゲーム内用語としても成立しそうな勢いです。



「糞」の扱いに注目する意味で取り上げてみました。「糞玉皆伝」は言いたいことは伝わるけれど、日本人でも意味はあまりない様に感じるので、英訳するには非常に難しいと予想されます。
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トロフィー名/説明文
「Dungball Roller」
Became Ryunoshin the dung lover's best friend.
直訳リューノシン(糞好き)の親友になった
「糞玉皆伝」を”Dungball Roller”と翻訳した意図を(私の力不足で)いまいち汲み取れませんが ”dung(糞、肥やし)”転がし、ふんころがし的なかんじなのでしょうか…(皆伝感がまったくないケド)

少し脱線しますが、この英文を訳す際にGoogleの翻訳機能も参考にしたのですが、”Became Ryunoshin the dung lover's best friend.”を翻訳してもらうと… Googleさんはお上品なのか「もしかして:」の所で”dung(糞)じゃなくて dog(犬)では?”と言ってきました…。いやっ、クソで合ってますから!



最後は「誉めて終わろう」と言うことで、英訳の方が意味がよくわかるモノを取り上げてみました。
「信貴山で平蜘蛛の欠片を全て集めた」は、少し歴史に詳しくないと正しい読みと意味を知らないかも?
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トロフィー名/説明文
「Ressurector of the Hiragumo」
Collected all fragments of the Hiragumo tea kettle from Shigisan.
直訳シギサンからのヒラグモ茶釜のすべての断片を集めました。

平蜘蛛とは?
「平蜘蛛」は戦国時代の武将、松永久秀が所有し大切にしていた茶釜で、織田信長に侵攻された際(信貴山城の戦い)信長の手に渡るのを潔しとしない久秀によって打ち壊された。 一方で現存するとの見解もあり、落城した信貴山城から破片を集めて復元したとの記述が「松屋名物集」にあるとされる。

「平蜘蛛」が茶釜であることは、(歴史好きなら)常識かもしれませんが、知らない人には平蜘蛛が何なのか伝わりにくいです。 英文では「平蜘蛛」が”Hiragumo tea kettle”と表現され「ティーケトル=茶釜」であることが明記されているので、茶器であることがはっきり分かります。
また「信貴山」については、読みが少し難しく、正しい読み方は「しぎさん」で、「のぶたかやま」ではありません。 恥ずかしながら私は、最初に英文を見た時は誤訳では?と思いましたが間違っていたのは自分の方でした。

最後にまたGoogle翻訳をネタにしてしまいます。

翻訳機能にとっては「平蜘蛛」も「信貴山」も馴染みの薄い単語のようで、勝手に改変されてしまいました。”ひらがな茶釜”ってなんか斬新…
  • ひらぐも→ひらがな
  • しぎさん→志賀山


コーエーテクモゲームス (2017-12-07)
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